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archive : 2011 年 06 月

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文章が苦手な人のために その3

「良い文章」と「名文」の違い

「良い文章」が「難しい語彙や言い回しを駆使した格調の高い文章」あるいは「人の心を打つ文章」であるという誤解が跡を断たない。これらは、「名文」であっても、良い文章であるとは限らない。良い文章とは「自分以外の誰かのために、用を為す文章」であると私は考える。あなたは、誰のために、何のために言葉を連ねようとしているのだろうか。

もしあなたが社会人で、目前に迫る論文試験を目前に控えた中堅以上の社員であるなら、まず必要なのは文章力ではなく、むしろ「問題を発見し、解決するための視点」である。自らの業務や、業務を取り巻く経営環境の何を「問題」ととらえ、それに対し、自らはどんな働きかけをしようとしているのか。それを、シュミレーションをしているつもりで、できるだけ具体的に述べよう。相手の感情を刺激するような大げさな言い回しや、危機感のアピールは必要はない。とにかく、採点する人に理解してもらえるよう、規定字数にできるだけ近い量で書けばいいのだ。

もしあなたが会社のトップで、企業理念や経営方針を社内外に示したいと思ったら、理解してもらうだけでは不十分である。方向性を明示して社会的信頼を高めるとともに、社員のやる気をそそり、団結の機運を盛り上げなければならない。比喩やアナロジーを使って、見えない未来を表現力豊かに描こう。短い言葉であればあるほど、心に残る至言となる。「価値あるオンリーワン企業(シャープ)」「感動を・ともに・創る(ヤマハ)」。

もしあなたが悠々自適のシニアで、人生の道しるべを文字で刻みたいと思っているとする。まず、伴侶でも子どもでもいい、自分が半生記を書いている事実と、これをのちのちに残したい意向を伝えておくことをお勧めする。その文章は完全にご自身のためのものである。だから、万一絶筆になった折に、残された人々によって、原稿が悪気なしにゴミ箱に直行する恐れがあるのだ。(以前あったんですよ。「ウチの親父がこんなもんを書いてたから出版してやりたいけど、校正してくれますか?」という仕事の依頼が)

このように、あなたが果たそうとする目的の用途に適う文章が、「良い文章」である。このうち「美しさ」を備えた文章が、特に「名文」と称される。でも実務家である皆さんは、「美しさ」を目指す必要はないと私は思う。

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文章が苦手な人のために その2

まずは新聞の音読を

まず、なぜ「音読」か。音読が認知症の治療において脳に‘効く’ことはよく知られているが、語学習得の点からも有効なのだ。黙読が、言語的な記憶を担う脳の左側頭葉(特に左耳の上)を主に刺激するのに対し、音読は前頭葉(額の方)まで脳の広範囲を刺激している現象が観察された。おそらく、音読に見られる現象は、短期的に脳を刺激した言葉を記憶として定着させ、ひいては知識として活用できるように蓄積する脳内作業の表れだろう、と最近の研究が明らかにしている。

また、なぜ「新聞」なのか。理由は3つ。まずは、コストパフォーマンスの点から。経済、政治、社会現象を扱った、多様かつ最新の音読題材を、廉価で手に入れることができるのは新聞しかない。次に、扱っている内容自体が知っておいて損のない‘ニュース’である。あなたの仕事に有用な情報が載っているかもしれない。最後に、手軽に手に入れることができること。売店で買えなきゃダウンロードだってできる。このように新聞は、安い、早い、うまいのソンはない素材である。

やり方としては、とりあえず気に入った記事をひとつ、毎日声に読むだけで良い。事実関係をまとめることにまず苦手意識があれば、最新のニュースをまとめた記事(ベタ記事)から手がけるのがお勧めである。このとき注意するのは、いわゆる5W1H(いつ、どこで、だれが、どんな理由で、どのように、何をした)。これをどうまとめてあるかに注意しながら読むと効果的である。それに慣れたら、新聞の一面に載っている「コラム」(朝日:天声人語、読売:編集手帳)に手を伸ばすのがよいだろう。旬の話題を肴に、ベテラン記者がウンチクを総動員して書き上げた、手のかかった代物である。ただし、600字程度の短文かつ洒脱な文体で書かれているので、論文などお堅い文の見本にするのには向いていない。

では硬派の文章の参考はといえば、2面ないしは3面にある「社説」である。文字通り、ある時事問題に対して新聞社としての意見が述べてある。ただし、意見をぼかして書くことがオシャレだと勘違いしている記者さんがかなりおり、明確な主張が表れていないこともしばしばである。逆に言えば、「この社説適当にごまかしてるな」などと鑑賞できるようになれば、かなり読解力が付いてきたといえよう。

もう少し余力のある人は、文章全体を書き写してみるとよい。文の長短のリズムや読点(、)の打ち方が体得でき、おまけに最近めっきりスムーズに記憶から取り出せなくなった、漢字の練習にもなる。こうした音読、書き写しを最低2カ月は続けてみよう。「名文」を書くことはできなくても、実用に供する「良い文章」を書く力は必ずアップするはずだ。

じゃあ、「名文」と「良い文章」との違いは何か?次回触れてみたい。

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文章が苦手な人のために その1

文章を書くのがキライな人は多い。うち、「昔から、作文が大の苦手で」という自覚のあるケース?やら、自信&思い入れたっぷりな内容が判読不能であるといった、‘残念’なケースも多々見られる。なんでこうなるのか?どうすれば文章力がアップするんだろうか?3回にわたって書いてみたい。

苦手にはワケがある

どうして文章を書くことが、こんなに苦になるのか。そして、一生懸命書いた文章に自信がもてなかったり、「わからん、お前の話はわからん!」と上司から一喝されたり(最近、ストレートにいってくれる人も少なくなったようだけど)するのか。それはカンタン、今までのインプットの量が少なかったからである。

例えば、日本人が苦手とされる英語の習得。子どものころから英会話教室に通わされ、中・高と詰め込まれ、そして人によっては大学で「パンキョー(一般教養課目)」で必須として選択を強いられ、おまけに社会人となって自腹で駅前留学しても、身によく付かない。実は、これに関しては、最低6千時間以上英語に接し、聞く、見るなどのインプット刺激を受けないとアウトプットが覚束ないとされる学説がある。指折り数えていままで英語と関わった時間を数えてご覧なさい。おそらく、それほど長い間、真剣に関わった方はまれではないだろうか。

外国語のみならず、母国語だって同じである。高い運用能力を身につけるには、いろいろなストーリーに触れ、論理構成のパターンとそれによる印象の違いを知り、多様な言葉に接し豊かに語彙を養っている必要がある。それをあなたは「母語話者」であるというアドバンテージに甘えて、サボっていたのである。

今からでも遅くない、できるだけいろんな文章に目を通しなさい。でも、いままであんまり興味が持てないから避けてきたんだよね。じゃあどうすればいいんだろうか。明日をお楽しみに。


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「LC研究所」の由来

こんにちは、LC研究所のタハラです。
この「一言居士タハラからの耳よりinfo」では、自分の関心領域である、論理(Logic)やコトバ(Language)、あるいは人間の持つ能力(Competency)やコミュニケーション(Comunication)などについて、日々観察したことや思ったことなどを書いていくつもりです。

LC研究所の「LC」のいわれは、上の4つの言葉の頭文字にあります。このアルファベットと漢字の組み合わせの社名、「センスがいいとは言えないね」とときどき言われつつ、自分でもそう思いつつ、12年が経ってしまいました。もはや愛着がわき、変えられません(手続きが面倒だし^^)。

ちなみに、会社設立の前は何をしていたか、というと某保険会社で広報業務などを担当する一介のサラリーパーソンでした。仕事は楽し、人間関係も良好と、順風満帆なキャリアの滑り出しでした。しかし、「失われた十年」で労働環境がシビアになっていく中で、結婚、出産、育児という人間として当然のライフサイクルを貫こうとしたことに無理があったのでしょう。、精神的にも肉体的にも限界がきたとき、実質的な退職勧告を受けました。当時の「一身上の都合により」から始まる退職届をみると、いまだに悔しさがこみ上げます。

あれから働く環境は、改善の兆しを見せるどころか、ますます厳しさを増してきたように思えます。雇用形態(正規/非正規雇用など)の多様化も、働く人間の多数にとって、有利に働いているようにはみえません。加えて、今回の震災による大打撃です。その中で、就職コンサルタントとして自分に何ができるか、自身に厳しく問いかけていくつもりです。

おやおや。会社のいわれを軽いタッチで書くつもりが、話が4つのLC(Logic,Language,Competency,Comunication)から離れてしまいました。ま、Labour(労働)とCareer(キャリア)の話ということで、ご勘弁を!


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