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archive : 2013 年 01 月

就活サイト活用の留意点

朝日新聞が、就職活動のサポートビジネスを始めたようだ。題して「就活全力アシスト宣言」。他の新聞社はまだ取り組んでいないのか?調べる限り朝日が一番乗りのようだ。しかし、シューカツ支援ほど儲からないものないのに(ホントだよ)、と思いつつサイトを覗いてみた。

さっそくページに目を通すと、なになに「差がつく試験対策」「すばやい企業研究」…。なかなか項目が充実している。商売柄、「実践的なES対策」が気になりクリックしてみると、赤ペン添削見本がでているではないか!どうやら朝日新聞の模擬エントリーシートを提出すると、文章の書き方にアドバイスをくれるようだ。ただし、添削者はジャーナリスト学校の先生だそうだから、担当してくれるのは退職した記者の人だね。添削見本もかなり年配者の字のようだし。

この添削サービスやもろもろの情報提供を含めて、新聞デジタル版+1000円でやってくれるらしいから、就活対策に新聞取ろうかなって人はまあまあお得なんじゃないかな。朝日側とすれば就活ビジネスというよりは、新聞離れの若者の購読層を掘り起こす意味で、これを始めたんだろうね、きっと。

ただ、みなさんが利用するにあたって気をつけてほしいのは、うのみにしないことだ。ここの「私の内定ストーリー」に限らず'私は××(この場合は新聞を利用)してこんな有名企業に合格しました!’といった就活サイトの内容を本気で信じ込んでしまう人がいるからだ。

こんなコーナーに登場するような元学生は、難関大学の有名学部を出ていたりいわゆる帰国子女であったりと、もともとのベースが違う。この人たちの行動パターンをまねして人気企業を狙っても、お祈りメールの山を受け取る結果になることが多い。

自分はどんな業界の、どんな仕事がしたいのか。ある程度目安をつけたうえで、まずキャリアセンターに足を運んでみたらいい。そこで、属する学部の卒業生の就職実績を調べて、自分の希望に添い、かつ「いけそうな」規模の企業に当たりをつけてごらん。目につく有名企業にとりあえずエントリーするより、そこからシューカツを始めた方が、効率的に動けるかもよ。

重要なお知らせ:
2月より当ブログはブログ・とはずがたりとしてLC研究所ホームページ内に引っ越します! 
これからもどうかヨロシク!
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「エントリーシートは見た目が9割」か

数年前のベストセラー本に似たようなタイトルがあったね。人間は第一印象で9割がた決まる、といった趣旨だった。じゃあ、エントリーシートはどうか。今まで軽く1万を超えるエントリーシートを見てきていると思うけど、残念ながらかなり当てはまるような気がする。残念ながら、というのは、私自身がかなりの悪筆だからだ。

でも、第一印象のよいエントリーシートとは「字」だけではない。紙に書く場合を念頭に置いて、ざくっと'印象のよさ'の要素を考えてみよう。

・レイアウトのバランスのよさ(スペースの使い方)
・字の美しさ(形、大きさ、濃淡)
・その他(印影、写真、紙)

「レイアウト」は、最初から最後まで全く改行なしの「詰めすぎ」も、1行ごとに改行する「空けすぎ」もいけない。ひとまとまりの複数の文(=段落)ごとに改行していくのが理想だ。目安としては200字一段落とすればいいだろう。紙に書くときは段落の始めを一文字空けるのが原則。ちなみにWeb上やメールの場合は、この文章のように行頭から詰めて書く方がキレイにみえる。

「字」かーうーん、人のこと言えないからなぁ。そうやね、自信のない人は、少なくとも次の2つに気をつけよう(お互いに)。まず、ていねいに書くこと。これは、文字の後始末を折り目正しくつけていくということだ。その字の最後は止めるのか、払う、ハネるのか。急いでいても注意力をとぎらせないことが大切だ。

おつぎは、字の濃さ。特に年配の面接官にとって一番迷惑なのは、薄い字だ。見づらいのだ。また、意志が弱い、あげくの果てには熱意が乏しいという妙なレッテルを貼る人もいる。鉛筆で書くの場合は、軟らかめの芯を使うか、OKならば消せるボールペンを使うとよい。

「その他」。実は私が一番注目する点である。

写真がはがれそうな書類を、毎年かなり見かける。しっかりのり付けするのは無論のこと、念のため写真の裏に名前を書いておこう。そして「印影」、これがゆがんでいると印象が悪い。字を書く前に印鑑を押しておく方がいいかもしれない。ほか、紙がヨレヨレ、黒ずんでいるものは案外多い。金融関係は、これで一発で落とされるといっても過言ではない。

最近、Web上からそのままエントリーシートを提出させるパターンが減ってきた。文面がその人の性格をかなり反映するという考え方が復活してきたらしい。面接の時の身だしなみや表情と同じだ。伝える中身も大切だが、他の部分で変な先入観を持たれないよう、しっかりと注意したい。

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帰ってきた「添削道場」

00年前後の最初の就職氷河期のころ、「内定ホルダー」といわれたある学生さんと一緒にやっていたのがこのコーナーだった。あれから10年ほどたつけど、07年ごろ景気が一瞬氷解したころをのぞいて、相変わらずガチガチに凍った時期が続く。でも採用側に言わせたら、やっぱり「ほしい人がいない」んだそうだ。

世間で言う‘雇用市場のミスマッチ’が一番根深い理由であるのは間違いない。でも、間に立って両者を眺めている身からすれば、やっぱり学生さんにも原因がある。決まった持ち時間内で聞かれたことに答えらず「大丈夫か?こいつ」と思われ落されているケースって、無茶苦茶多いんだよね(エントリーシートを含めて)。

企業の言う「コミュニケーション能力」とはまさにこの点なんだけど、この基本が本当にできていない。これをもっぺん、エントリーシートを題材におさらいしたいと思ったのがホームページの新コーナー「帰ってきた添削道場」だ。

ちなみに、昨日アップしたネタは「スペースの有効活用」、できるだけムダな記述を省こうということだった。そこで指摘した「アルバイト」よりも、重複して気になる頻出語のNo1は「コミュニケーション」だ。長たらしいうえ、「コミニュケーション」「コミニケーション」などつづり間違いも多い。

英語だと一度出た言葉はitやthemなどの代名詞を使うけど、日本語の基本は「省略する」だ。言い換える場合も多い。例えば「申し込みの際、申し込み用紙を失くしたので申し込み用紙を送ってもらった」は、普通「申し込みの際、用紙を失くしたので再送付してもらった」というでしょ?

繰り返すことはていねいでイイ、という思い込みを捨てること。好感を与えるどころか、出来ない奴と逆の印象になってしまうことの方が多い。

ちょこまかアップしていこうと思っているので、ぜひ「帰ってきた添削道場」、のぞいてみてね!

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論文試験、負のスパイラル

息子のセンター試験が昨日終わった。大失敗だったという。特に数学は、今までと全く違う傾向で、多少の思考の柔軟性を要する問題が一問目からでたため、頭がパ二クってしまったらしい。

そもそも自分たち文系は数学が苦手なので、「こんな問題が出たらこう解答せよ」とパターン化した思考で対処している。いわば、ベルトコンベアで運ばれる餌しか食べられないブロイラーだ。それを、いきなり生き餌に挑戦せよと言われても―と嘆く。ふむふむ可哀想に、とうなづきつつも、内心(試験とはそんなものよ)と考えていた。正解のない論文試験なら、なおさらそうだ。

与えられたテーマに対し、「こう考える。それはこう言う事実や経験があるからだ」と素直に答えていくだけでよいものを、その基本ができていないケースは非常に多い。思いや意気込みが先行するもの、逆に事実や経験だけを書いているものはまだいい。全くテーマを無視した論文にもかなりの割合で出くわす。

もう時効だと思うから書くが、入社試験に『あなたが最近気になること』といった題をだしたところ、「志望動機」を述べたものが相当数見られた。想定外の質問に、自分が想定した答えしか用意できなかったのだろう。ひとつ、「私が一番気になるのは、この会社に入れるかどうかです」と書いたものについては、そのユーモアを評価したが。(ただし、当然高い点はあげられなかった)。

こうした極端なテーマはずれが現出するのは、うちのブロイラー息子と同様、「練習のしすぎ」が原因なのだろう。文章に苦手意識のある人ほど練習を重ね、「想定原稿」を準備してしまう傾向があるのではないか。その結果、与えられた目の前の課題に柔軟に対応できず、厳しい評価を受ける。だからよけいに次の機会には入念に練習してしまうーと負のスパイラルを描いてしまうのだ。

論文試験とは、その人の人となりや経験を問うものである。各人が、それぞれに正しい答えをもっている。「文章を書く」練習をするのは良いが、思考をパターン化させてしまうとドツボにはまる。その場で書いてもらう試験の場合は、十分な時間が用意されているはずだ。テーマと静かに対話し、聞かれたことを、聞かれた順番で、自分の言葉で語るとよい。たとえ表現は拙くとも、その方が高い評価を得られるはずだ。

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1月17日、神戸

1月はほぼシューカツネタにするつもりだったが、今日ばかりは別のことを書かせてほしい。なのでシューカツ生でここを開いた方、よろしければストック分「シューカツへの応援歌」にどうぞ。

寝起きの悪い私だが、この日はいつも5時45分に目覚める。なんか体が揺れたような感覚があり、目が開いてしまうのだ。それから、目ざまし時計を見て、あと1分間じっとしておこう、と思う。18年前の朝も全く同じだった。

当時、私は育児休業中だったので、時計を見たものの2度寝を決め込んで布団にもぐりこんだ。すぐに、バン、と車のドアを力いっぱい閉めたような音が聞こえた。そこから急に電気が切れ、あとはめちゃくちゃだった。揺れる、というよりは、トラックが突っ込んできたような感覚に近い。

明るくなって、外に出てまわりの様子を見た。近所の古い家があとかたもなく崩れ、マンションの渡り廊下に亀裂が入っている。でも何よりも気になったのは、一面に降ってくる黒い煤(すす)だった。ゴムの焦げたような匂いがしているが、周りに火事が出ている様子はない。

後から分かったことだったが、これは隣の須磨区、長田区の火災の煤が、山を越えて西側のこちらに降ってきたのだった。当時、長田区は靴のゴム製造で全国シェアの高さを誇っていた。その一帯がほぼ全焼したとのことだった。

今、神戸の街に地震のつめ跡を探すのは難しい。でも本当に「復興」を遂げたのだろうか。

現在、駅前の商店街にはシャッターばかりで人通りが少なく、活気があるのは高齢者でにぎわう病院の待合室と処方せん薬局だけ。復興の目玉になった神戸空港もガラガラで、巨費を投じた商業施設も「貸店舗」の看板が目立つ。新しく何かが生まれそうな気配はない。

ただ、この街の経済的な地盤沈下は、遅かれ早かれやってきたと思う。それが地震によって早まっただけである。箱モノがきれいになった分だけ「老化」が目立ってイタさが際立つ。

神戸は、震災の復興のモデルとなりえないと住民として感じている。地震をきっかけに、根本的なありようを考えなければ「復旧」にとどまり、やがて町や村は寂れていく。

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すらすら書けるエントリーシート、のウソ

5年前、こんな名前の講座を某広島大学で開催したので、自戒を込めて書く。

エントリーシート、特に自己PR(紹介)を「すらすら」書くのは正直、難しい。日頃からいっぱい文章を書いている&キャリアコンサルタント&人にエラそうに指導することを仕事にしている私だが、自分のこととなるとやっぱり頭を抱えてしまう。

それはなぜか。書くにあたって、題材の選び方という入り口時点のハードルが一番高いからだ。その原因としては自分のことは一番自分で見えない、つまり自分の「いいところ」が見つけられないことがまず挙げられる。でも最大の難関は、「何が『いい』と評価されるかわからない」点ではないだろうか。

その結果、相手の企業がHPの募集要項などで「コミュニケーション力の高い方」などとうたっていると、そこに飛びつき「私はコミュニケーション力に自信があります!」とオウム返しにPRしてしまう。ただし、他の何百、何千というライバルも同じことを書いて応募するものだから、お互いに目立たず自沈、人事担当者に「もうちょっと違うこと書いてよ…」と嘆かれるはめになる。

それを避ける方法がある。「志望動機」から先に書き始めればよいのだ。

例えば、文系のあなたが電器メーカーA社を希望しているとしよう。基本的には理系な会社なのだから、研究職はまあムリだろう。じゃあ、あなたが活躍できそうなフィールドはどこ?営業?事務?事務だったらどんな仕事があるの?そこであなたがやれそうな業務は何?そこの仕事で役立ちそうな自分の資質は何?そもそもなんで電器メーカー、それもA社なの?この会社、思いっきり赤字出してたのになんで興味を持ったんだろう…

などなど、自分と会社との「接点」からPRすべきポイントを考えていった方が、まだしも手掛かりがあるし、そもそも相手にウケル確度も上がる。

だから、エントリーシートは、企業ごとに書き分ける必要があるんだよ。なかでも、自己PRはある程度使い回しができるかもしれないけど、志望動機は絶対ムリ。「いいかげんなことを書いても通った」という情報を聞いたというあなた。多分その企業は、学校名しか見てないんだろう。でもこんな場合、面接ではかえって厳しいことも多いから、要注意だぞ。しっかりとPRポイントを事前に練っとかないと。

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体罰は「精神力の強さ」のネタになるか?

正月明け早々、体罰を苦にした高校生が亡くなるという痛ましい事件が報道された。残された家族、友人の無念はいかばかりかと思う。

ところが、エントリーシートでは、年に1、2人の割合で高校時代などの「体罰」をネタにする学生さんがいるのだ。ときどき「平手打ちで鼓膜が破れた」とか「殴られて頸椎を痛めた」とか、病院沙汰の話まである。当人たちに聞いてみると案外平気で「これで精神が鍛えられた」とか「顧問やチームとの絆が深まった」などと言うことが多い。

たしかに、指導する側が、言葉だけで自分の思いを伝えるのは限度があるかもしれない。ただ、それは指導されるとの間に、絶対の信頼が確立している時だけではないか。運動場100周などの懲罰的な練習も同様だ。

親子間ですら、力にものをいわせると「虐待」という名がつく。ましてや他人同士の関係で、暴力を仲立ちにさせて何かが伝わるとは、到底思えない。

ちなみに、こうしたネタでPRを試みる学生さんに対しては、今のご時世こういうことを言葉にすると問題になるかもしれないから、もうちょっと表現を工夫しようか、とアドバイスすることを常にしている。そもそも、殴られて辛抱する学生を高く評価する会社なんて、ブラック企業だけではないのか、と内心思いながら。

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年始の願い事

あけましておめでとう。2013年初のブログですな。縁起物として今年の干支、リアルへび写真をFacebookに貼り付けておいたところ、数々の「いいね!」の半面、対面やメールで「リアルすぎ」「キモイ」との声も寄せられた。

さて、初詣のときのはなし。毎年、神社につるされてある人様の絵馬を見て回るのを恒例としている。「●●高校合格!」「ハッピーな一年を過ごしたい」。いろんな願い事の中で、ひときわ目についたものがあった。

「今年は正社員に昇格できますように」

数年前、とある企業で契約社員→正社員昇格の選抜のお手伝いをしたことがある。年齢は25~30歳だったように思う。強く印象に残っているのは、「正社員と契約社員との違いってどんなことだと考えますか?」といった類の質問に、返答に詰まった人が大半だったことだ。そもそもその職場には、正社員がほとんどいないのだ。まともに応答できたのは、2年ほど他社での正社員の経験がある1名だけだった。

ちなみに、正社員という法律上の規定はない。だが組織が求める正社員像は確実に存在する。経験したこともない、見たことすらない「正社員のあるべき姿」と現状とのギャップをどう想像で埋めるのか。多くの契約社員が職制転換や正社員への転職のときに直面するジレンマだろう。

ギリシャ・ローマ世界では英知の象徴であったへび。その智慧にあやかり、どうか、今年こそうまく昇格できますように。心の中で祈ってその場を離れた。

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