FC2ブログ
コメントは受け付けていません。
トラックバックは受け付けていません。

シューカツに疲れた時に読む本 -シニア編-

4、5年前、私が地域のハローワークで、雇用保険受給のために必要なセミナーの講師をしていた時のこと。シニア層の受講者は、熱心にメモを取る他の人たちをしり目に、うたたねする・質問と称して不埒なことを聞いてくる「ひまつぶし組」が大半だった。そんなゆるい雰囲気の中、地元の優良メーカーを定年退職した熱心な受講生がいた。元エンジニアの彼は「キャリア・コンサルタント」に興味を持ち。努力の末その資格を取り、自分が通っていたハローワークの相談員となった。

その後のセリフの変遷が興味深かった。最初は「再就職したい。いい職場あれば自分が応募する。そのための相談員だ」。しばらくして連絡が来た。「若年層の相談が多い。働き盛りの世代までいる。考えられない」。そして最後に「今後は就労支援に徹する。自分のような年寄りがしゃしゃり出て若い人の働き口を奪うのは忍びない」。いさぎよい身の処し方だった。

ただ、私の率直な感想は、もったいないな、というものだ。機械設計において、特殊な技能を持っている方だったからだ。年齢が上がると、確かに新しいスキルを覚えるスピードは遅くなるかもしれない。でも身にしみついた暗黙知は年齢とともに枯れるものではない。年を重ねるにつれて、ますますその価値が出てくるものではないか。

そんなシニア層を応援する会社がある。プレス板金部品メーカーの株式会社加藤製作所だ。長い年月をかけて社会が育成した人材を、本人の意思に反してリタイアさせるなんてもったいない。ここのホームページをぜひのぞいてほしい。

あ、肝心のおススメ本を忘れていた。「ブレーメンの音楽隊」だ。年老いたため飼い主から追い出されたロバ、イヌ、ネコ、ニワトリが、音楽隊結成に向けてドイツの地方都市、ブレーメンを目指す。その道中で泥棒の家をのっとって、自分たちの‘グループホーム’を作り、面白おかしく音楽を奏でながら余生を過ごしたというグリム童話である。

泥棒の上前をハネるのはいかんが、そのぐらいのシニアパワーがないとシューカツで勝ち組になれない?!

ブレーメン

*藤城清治影絵劇DVD「ブレーメンのおんがくたい」(ほか2編)より

Copyright © 2002 L.C.Lab All Rights Reserved.
スポンサーサイト



category :    シューカツへの応援歌  comment : × track back : ×