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叱ることの難しさ

私は馬が好きだ。乗って良し、働かせて良し、賭けて良し、食って良しの四方一両得である。実に素晴らしき人間のパートナーであるものの、犬ほど記憶力は良くなく、自分の名前も覚えられない奴が多い。悪いことをしたときでも間髪をおかず叱る必要がある。その間、わずか二秒以内でと言う人もいる。一瞬でも躊躇すると、因果関係が理解できなくなるのだ。

ところが、最近それを人間にも感じるようになってきた。以前、大学で授業をしていたときのこと、遅刻した学生が配布物を取りに教壇のすぐ前にやってきた。教壇の後ろにはパワーポイントが投影されたスクリーン、手前にはプロジェクター。ゆうゆうと資料を取る学生の横顔がスクリーンに映る。視界を遮っているのに気付かないのか?そもそも、まぶしくないのか?

座った席の場所を覚えて、講義を終わった後ダッシュで彼に近づこうとすると、もはやその姿は消えていた。

次回も同じようなことがあった。今度は女子学生だった。講義後、彼女をとっつかまえて注意しようとすると、横に前回の彼が立っていた。2人の顔を交互に見比べながら「お説教」をし始めると、彼は彼女に「ちょっと先に食堂行ってるわ。急ぐし」と言い残し、さっさとその場を立ち去った。自分が同じことをしたという自覚がないらしい。

叱るのはタイミングが重要だ。その時、あぜんとして彼を立ち去らせてしまったことをいまだに後悔している。そもそも、スクリーンに顔が映った時点で講義を中断し、その場で注意するべきだったのだ。

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