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論理力養成ギプス講座      其の壱

1 「目的」「対象」によって「優先順位」を意識せよの巻 2/2

前回の掲載から1カ月経ってしまったのう。下のA,B2つのセリフが与える印象について、考えて欲しいというのが出題じゃった。再掲するぞ。



A:うっかりして、予定をダブルブッキングしていました。大変申し訳ありませんが、お伺いする日を明後日に変更いただいても構わないでしょうか。

B:大変申し訳ございません、お伺いする日を明後日に変更いただいても構わないでしょうか。うっかりして、予定をダブルブッキングしていました。




どうじゃ、印象は? おそらく、Bの言い方に好感をもった人が多いんじゃないかのう。

それは、お前さんが内心「お詫び」を期待しとったからじゃよ。Aは理由説明→詫びの言葉→何をしてほしいか(依頼)であるが、Bはまずお詫びと依頼が来てから理由を述べとる。聞きやすい、受け入れやすい表現とは、その人が期待しているものが真っ先に来るものなんじゃちなみに、話し手が一番伝えたいのは「明後日にせい」ということ。Aはいわば一番どうでもいい「ダブルブッキング」という情報が前に来てしまっている、効率の悪い表現じゃ。あんまり印象も良くなかろう。


こんな短い表現でも順序次第で印象が違う。さらに複雑なことを伝えるのときには、もっと注意が必要じゃ。相手の求めていることは何か、自分の伝えたいことは何か、幹と枝葉と区別し、ムダな部分は切り捨て、整理しとかねばならん。そうせんと伝わるもんも伝わらんようになる。そのためには、先ほど言ったように、まず目的と対象を明確にすることが必要じゃとわしは思うが、どうかな?



一徹からの論理指南 その壱

1.まず、何のための、誰に向けた話なのか、「目的」「対象(相手)」を明確にする。
2.同じ内容でも、伝える順番によって、与える印象が異なる。1により、「優先順位」を決めるとともに、「ムダ」をできるだけ切り捨てること。




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