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論文とビジネス文書との違い

最近、社内の論文試験(やその対策のための練習答案)を、「パワーポイントのスライド」と勘違いしているものが増えていると感じる。年代層をいえば、30代前半ぐらいまでの若手に多いか。特徴は、小見出しやナンバリング(1.2.・・・など数字をつけること)で構成されていることだ。また、提案を求めるようなテーマでは、決めゼリフへのこだわりが目立つ。

例えば、「職場風土の改善のためには『強い現場力』の回復が必要だと思われます。1.現状認識 ・各自の仕事内容が理解できていない、・ミスが共有できていない、・・・・。2.『強い現場力』回復のために ・自らリーダーシップを発揮する、・部下とコミュニケーションをとる」・・・3.最後に 『強い現場力』を取り戻すため率先垂範で頑張りたいと思います。」など。極端な場合、書き出しとまとめ部分以外、箇条書きの羅列と決めゼリフの連呼で構成されているものもある。 

ひょっとすると、故ジョブズ氏の「140字以内で言いたいことをまとめろ」「ポイントは3つに絞れ」「たとえを活用せよ」といった、「簡潔に、明確に」という遺言を忠実に守っているつもりなのかもしれない。しかし、ジョブズ氏のプレゼン用パワポ(アップル社なのでKeynoteか)は、相手の目の前に立って音声や身振りで説明を加えることを前提にしている。

それに対し、論文は、文字面ですべてを相手に理解させなければならないのだ。だから「なにが、どうした」という因果関係をアナログ的に解説していかなければ理解してもらえない。この点、くれぐれも注意してほしい。

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